保健師の実践能力向上に関する研究 : 住民との母子保健計画策定の取り組みから
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概要
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母子保健計画策定を初めて住民参加で行った経過から、保健師が新たな活動に取り組み、それを継統していくための推進要因を検討した。その結果、保健師の実践活動の推進に影響するものは、どの段階においても、保健師自身に起因することと保健師を取り巻く人的・物的環境であることが推察でき、各段階によって違いが見られた。各段階で必要とされたことは、(1)これまでと達う活動の必要性を感じる段階:保健師活動の基本的考えの認識、自らの活動の方向性の確認、保健師のやろうという意欲を支持してくれる人の存在、(2)新たな活動に取り組む段階:活動目的の明確化、目的達成のための展開方法の実施とそのための知識・技術の体得、やり統ける意欲を支持してくれる人と活動を効果的に実施するための支後者の存在、(3)目的達成まで継続して行う段階:段階をおった最終目的の達成と一連の過程のまとめ、一連の過程の意味を一緒に考える人の存在などであった。
- 県立長崎シーボルト大学の論文
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