クラスの凝集度と修正保守性との関係に関する考察
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概要
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凝集度とは代表的なソフトウェア属性の1つであり,モジュール内での要素間の機能的な関係付けの強さの度合いとして定義されている.これは,クラスをモジュール(属性やメソッドをその構成要素)と考えることでオブジェクト指向ソフトウェアにおいても適用可能な概念である.これをクラス凝集度といい,クラス凝集度を定量的にとらえる目的でいくつかのメトリクスが提案されている.本稿ではそれらのメトリクスとクラスの保守性,特に修正保守におけるソースコードの変更容易性との関係を統計的に分析している.分析の結果,一部のクラス凝集度メトリクスにおいてJavaのソースコードの変更率と有意な関係を見い出すことができている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-10-19
著者
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阿萬 裕久
愛媛大学大学院理工学研究科
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山田 宏之
愛媛大学大学院理工学研究科電子情報工学専攻情報工学コース
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阿萬 裕久
愛媛大学大学院
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山田 宏之
愛媛大学院理工学研究科
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山下 純一
愛媛大学大学院理工学研究科
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山田 宏之
愛媛大学大学院理工学研究科
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