プロセス設計情報を活用した異常伝搬モデルの構築法の検討

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概要

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化学プラントの安全性を確保するために、プラントの設計時などにおいて、HAZOP, FTA, FMEAなどといった安全性評価手法を用いて異常が発生したときの異常の伝搬経路を想定しながら安全対策の検討が行われている。しかしながら、多大な労力と時間が必要であることや、担当者の熟練度によって検討結果が異なるなど問題点も多い。そのため、HAZOPの自動化などの研究も行われているものの、定性的な情報しか用いていないため、熟練者のレベルには達していない。これまでに著者らは、定性的な情報だけでなく、異常の伝搬時間といった定量的な情報を加えて、異常伝搬経路を自動的に探索する手法が提案している。しかし、異常の伝搬を正しく表現できない場合があった。そこで、本研究では、その問題点を検証し、改善策を検討した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2006-10-13

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