古事類苑(天部・地部)の全文入力とWiki版の試行 : 前近代の文化概念の情報資源化
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概要
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『古事類苑』は,明治政府の一大プロジェクトとして明治12年(1879)に編纂がはじまり,明治29年(1896)から大正3年(1914)にかけて出版された,本文1,000巻,和装本で350冊,洋装本で51冊の大百科事典である.そこには,前近代の文化概念について,明治以前のあらゆる文献からの引用が掲載されており,人文科学研究を行ううえでたいへん有用な事典として,いまでも利用されている.この『古事類苑』を電子情報資源化して活用すべく,著者らはその全頁の画像入力を行い,さらに全文テキスト入力作業を進めている.この論文では,現在までの作業の方法・進捗・課題点,インデックスからのシソーラス辞書作成,そしてHTML版の一部試験公開とWiki版の試作状況について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-10-27
著者
-
山田 奨治
人間文化研究機構・国際日本文化研究センター
-
相田 満
国文学研
-
相田 満
国文学研究資料館
-
早川 聞多
人間文化研究機構・国際日本文化研究センター
-
相田 満
人間文化研究機構・国文学研究史料館
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