在宅精神障害者の食生活習慣と生活の質
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概要
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本研究の目的は地域社会で在宅の精神障害者の食生活の実態を明らかにし,その生活の質を向上させる支援方法を検討することである。対象は北関東地方都市の社会復帰施設を利用する在宅精神障害者50名であった。方法は食生活の状況と生活の質の半構造化面接を行った。聴取項目はQLS(Quality of Life Scale)に基づいて数値化した。結果は1)在宅精神障害者の生活の質は利用している社会復帰施設によって異なっていたが,食生活は地域住民と同様のライフスタイルで半加工品の食材の活用があったこと,2)食生活への行動レパートリーと使える機会があるほうが生活の質は高かったことであった。このことは,旧来の支援方法である自炊を中心とする調理技術の習得プログラムに「食材やメニューを選ぶような多様な場面での適応スキル」を加えて,そのあり方を再考しなければいけないことを示唆する。
- 茨城県立医療大学の論文
著者
-
村木 敏明
茨城県立医療大学
-
土澤 健一
茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
-
山川 百合子
茨城県立医療大学付属病院
-
山川 百合子
茨城県立医療大学保健医療学部医科学センター
-
山川 百合子
順天堂大学 医療看護学部
-
堀内 ふき
茨城県立医療大学看護学科
-
村木 敏明
茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
-
村木 敏明
保健医療学部 作業療法学科
-
塩原 直美
茨城県立医療大学作業療法学科
-
村木 敏明
茨城県立医療大学作業療法学科
-
山川 百合子
茨城県立医療大学医科学センター
-
堀内 ふき
佐久大学看護学部
-
塩原 直美
茨城県立医療大学 作業療法学科
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