地域中高年者が社会貢献性のある役割を新たに獲得することによる健康関連QOLの変化 : 予備的検討
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概要
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目的 地域中高年者が社会貢献性のある役割を新たに獲得することによる健康関連QOFL(HRQOL)の変化を評価することを目的とした。方法 A県が主催する住民参加型介護予防事業のボランティア(住民体操指導者)に応募で参加した地域中高年者321名を対象とした。自記式質問紙(QUIK)によるHRQOFLの変化を縦断的に検討した。結果 初回調査と追跡調査に回答のあった238名(有効回答率74.1%)が分析の対象となった。平均3.9ヶ月後のHRQOLは有意(P<.01)に改善した。男性は,QUIKの身体機能面,情緒適応面,対人関係面,生活目標面の全てにおいて改善が認められた。一方,女性は,身体機能面,情緒適応面において改善が認められた。結論 地域中高年者が社会貢献性のある役割を新たに獲得することによるHRQOLの改善効果及び,その改善には男女差があるということが示された。
著者
-
戸村 成男
筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻福祉医療学
-
今井 忠則
茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
-
土澤 健一
茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
-
山川 百合子
茨城県立医療大学付属病院
-
山川 百合子
茨城県立医療大学保健医療学部医科学センター
-
山川 百合子
順天堂大学 医療看護学部
-
間中 麻耶
美浦村社会福祉協議会
-
関口 清香
茨城県立医療大学保健医療学部作業療法学科
-
今井 忠則
茨城県立医療大学作業療法学科
-
戸村 成男
筑波大学大学院人間総合科学研究科
-
山川 百合子
茨城県立医療大学医科学センター
-
間中 麻耶
美浦村社会福祉協議会:前茨城県立健康プラザ介護予防推進部
-
関口 清香
茨城県立医療大学作業療法学科
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