精神科デイケアにおける薬物療法の副作用改善について : 行動観察法の意義と行動分析学的検討を中心に
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概要
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水中毒は慢性の統合失調症の患者に多い抗精神病薬の副作用の一つである。その前兆である多飲は本人からの訴えが少ないために見過ごされやすい。今回私たちは精神科デイケアの通所中に長期に渡る多飲を発見し, 多飲が改善するとともに社会復帰に向い回復を示した統合失調症の27歳男性例を例にあげ, 精神科デイケアにおける薬物療法の副作用改善について行動観察法の意義と行動分析学的検討を中心に考察した。デイケアは精神科リハビリテーションの要であり, 社会復帰の援助過程の一つであるが, 多飲などの発見されにくい抗精神病薬の副作用の予防の場をも提供していくという新たな役割も示唆された。
- 茨城県立医療大学の論文
著者
-
山川 百合子
茨城県立医療大学付属病院
-
山川 百合子
水海道厚生病院
-
塩原 直美
茨城県立医療大学作業療法学科
-
根岸 敬矩
茨城県立医療大学医科学センター
-
高橋 弘美
茨城県立医療大学付属病院
-
佐々木 俊子
茨城県立医療大学付属病院
-
塩原 直美
茨城県立医療大学 作業療法学科
-
根岸 敬矩
茨城県立医療大学
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