追跡性を考慮したソースコード差分の抽出
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概要
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版管理システムに格納された2つの版の間には一般的に複数の変更が含まれる.このため,他の開発者が版間の差分から過去に行われた変更の内容を推測することは難しい.また,版管理システムでは,ソースコードをリポジトリに格納されていない状態に戻すことが不可能である.よって,ある1つの版に対して連続して行われた複数の変更作業の一部に誤りが含まれていた場合,変更作業をすべて取り消し,1つ前の版から作業をやり直すことになる.本論文では,従来より短い時間間隔で差分を抽出することにより,構文要素の追跡可能性とソースコードの復元可能性を高める手法を提案する.本手法では,開発者の操作履歴を統合開発環境上で記録することにより,構文要素のオフセット変化を追跡する.このため,変更が行われた箇所をより狭い範囲に限定することが可能となる.また,本手法においては,抽出した差分をXML形式で表現するため,可搬性に優れている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-06-16
著者
-
山本 哲男
立命館大学情報理工学部
-
丸山 勝久
立命館大学理工学研究科
-
大森 隆行
立命館大学理工学研究科
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山本 哲男
立命館大学 情報理工学部
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丸山 勝久
立命館大学情報理工学部
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大森 隆行
立命館大学情報理工学部
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大森 隆行
立命館大学
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丸山 勝久
立命館大学
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大森 隆行
立命館大学情報理工学部情報システム学科
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大森 隆行
立命館大学情報理工部情報システム学科
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