コンポーネントインタフェースにおける契約デザインの整合性検証

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概要

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コンポーネントへのデータの入出力に関する仕様を契約デザイン(Design by Contract)内の事前条件と事後条件で表現することで,コンポーネント利用者に対して有益な情報を公開できる.しかしながら,これらの条件間に整合性がなければ,不適切な情報を公開することになる.そこで,本稿では,これらの条件間の整合性を効率的に検証する手法を提案する.ここでは,プログラムの実装が正しいという前提のもとで,事前条件が正しいときに事後条件は正しいかどうかを確認することを,整合性検証と定義する.本手法では,Conditioned Slicingを用いてコンポーネントの入出力に関係のある文のみを抽出することで,整合性検証のコストをより低く抑えることが可能である.
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-01-16

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