トンネル切羽評価問題に対する改良パーセプトロンによる解法
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概要
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これまでトンネル切羽を評価する際,技術者の主観が混入し易いことや,技術者の経験智にそぐわないことがあるという問題があった.主観や経験的データを利用する立場を取ることも工学的には有効であるため,今回,専門技術者の経験的データで切羽評価を行う仕組みを検討した.切羽評価の問題は,パターン認識の問題そのものであり,解法は様々であるが,経験的データを人工的にコンピュータ上に再現するという観点を考慮し,ニューラルネットワーク技術を用いることとした.この技術の中で,パターン認識には一般に誤差逆伝播法が使われている.しかし,これにはローカルミニマムに陥り易いなどの欠点がある.本研究では,今では注目されなくなってしまったパーセプトロンまでさかのぼり,これを改良すれば誤差逆伝播法の欠点が解決できることを見出した.そして,この改良パーセプトロンをトンネル切羽評価問題に適用し,本手法が有用であることを結論付けた.
- 日本情報地質学会の論文
- 2006-06-25
著者
-
北嶋 龍雄
山形大学工学部
-
渡辺 雄二
山形県立産業技術短期大学校情報制御システム科
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木村 正樹
応用地質株式会社関西支社
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原田 憲一
京都造形芸術大学芸術学部
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木村 正樹
応用地質株式会社 関西支社
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北嶋 竜雄
山形大 工
-
北嶋 龍雄
山形大学工学部応用生命システム工学科
-
原田 憲一
京都造形芸術大学
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