樹状突起を逆伝搬する活動電位によるシナプス可塑性
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概要
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Hebbシナプスの概念はシナプス減弱の特性を持つように一般化されてきたが、それらの一般化学習則においては前シナプスと後シナプスの活性間の時間関係は含まれていない。近年、大脳新皮質や海馬の神経細胞において、活動電位は軸索小丘で生成され、それらは樹状突起に逆伝搬することが明らかにされた。さらに、シナプスにおけるEPSPと逆伝搬活動電位の時間タイミングによって、シナプス強度が増加あるいは減少することが報告された。本論文では、アクティブな樹状突起を持つ神経細胞モデルを用いて、活動電位・EPSPの周波数を同期して変化させたとき、EPSPと逆伝搬活動電位の時間タイミングによるシナプス修飾が周波数ににどのように依存するかを計算機シミュレーションによって明らかにした。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-03-15
著者
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