前シナプス活性と後シナプス活性の時間タイミングによるシナプス可塑性
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概要
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先に、LTPとLTDに関する生理学的・生化学的知見をもとに活性依存性のシナプス修飾統合モデルを提案し、単一神経細胞モデルに適用して、シナプス入力と樹状突起を逆伝搬する活動電位の到達タイミングによって生じるシナプス修飾を計算機シミュレーションにより明らかにした。近年、到達タイミングによるシナプス可塑性について、LTDウィンドウが正・負両方に存在するメキシカンハット型となることが明らかにされた。ここでは樹状突起上に二つの棘をもつ神経細胞モデルに、先に提案したLTP/LTDに関する活性依存性シナプス学習モデルを組み込み、後シナプスへの活動電位と前シナプス入力のタイミングによるメキシカンハット型のシナプス可塑性について計算機シミュレーションを行い、抑制性ニューロンの果たす役割を明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-03-11
著者
-
西山 誠
School Of Medicine New York Univ.
-
西山 誠
ニューヨーク大学医学部
-
北嶋 龍雄
山形大学工学部
-
原 健一
石巻専修大学理工学部
-
北嶋 竜雄
山形大 工
-
西山 誠
New York University
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