看護者による精神障害患者と家族の支援
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概要
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満田のいう非定型精神病(発作性うつ病)の同胞症例,非定型精神病(オネイロフレニア)の家族症例および感情障害の3症例と,その家族背景について報告した。3例とも何れも心因を契機にして急性に発症し,3ヶ月ぐらいで寛解または軽快するが,再発を繰り返す傾向が強い。何れも家族関係に問題があり,第1例では母親の人格障害が,第2例では家族内緊張が,いずれもいわゆる高EEを引き起こし,第3例では,"生活者としての家族機能"が障害されていた。何れの症例においても"援助者としての家族機能"と"生活者としての家族機能"が障害され,そのことが患者の再燃,再発に影響を及ぼしていることがわかった。看護者を含め精神医療に関わるものは,この様な現状を十分に把握し,患者ならびに家族の支援をして行く必要がある。
- 藍野大学の論文
- 2005-03-31
著者
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