北里大学病院及び北里大学東病院外来の初診患者における睡眠習慣と睡眠障害に関する調査研究 : 特に不眠症の実態について
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概要
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わが国における睡眠障害に関する実態調査はほとんどない。ゆえに北里大学病院及び東病院外来の初診患者(3歳から 86歳)1039名に対し睡眠健康調査アンケートを実施した。実施期間は1994年7月18日から翌年4月27日までで,有効回答数は954名(男性395名,女性559名)で有効回答率は91,8%であった。睡眠習慣については平日での平均睡眠時間は6.8時間で,週末のそれは7.8時間であり,対象者の6割以上は規則的な生活習慣を営んでいた。睡眠障害に関しては過去に睡眠問題に困った経験者は男性29.9%,女性40.6%で全体で36.2%であった。また現在困っているものは男性18.0%,女性22.9%で全体では20.9%であった。さらに1か月以上の持続性不眠のものは男性7.8%,女性12.5%で全体では10.6%であった。いずれも女性に多く,高年齢になるほど額度が高かった。以上は欧米諸国並みで予想以上にわが国の睡眠障害の頻度は高く,今後適切な指導が必要と考えられた。
- 北里大学の論文
- 1996-12-31
著者
-
石郷岡 純
北里大学医学部
-
石郷岡 純
Cns薬理研究所
-
村崎 光邦
CNS薬理研究所
-
鈴木 牧彦
北里大学医学部・精神科学
-
三浦 貞則
北里大学医学部・精神科学
-
村崎 光邦
北里大学医学部精神科
-
村崎 光邦
北里大学東病院臨床治験管理センター
-
三浦 貞則
徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部精神医学分野
-
石郷 岡純
北里大学精神神経科
-
村岡 英雄
国立療養所久里浜病院
-
村崎 光邦
北里大学医学部・精神科学
-
三浦 貞則
北里大 医療衛生
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