被殻出血の内科治療による予後

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概要

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被殻出血の内科治療による予後を明らかにするため,発症後24時間以内に入院した113例の退院時における予後を脳卒中の外科研究会による神経学的重症度(NG),CT分類及び成績評価法を用い検討した。特に発症後,早期の意識レベルやCT所見と予後との関連を検討した。内科治療ではCT分類I〜IIIb群,あるいは推定血腫量40ml未満の症例は機能予後生命予後共に比較的良好であったが,CT分煩IVa群かつNG III群の機能予後は悪く,CT分類IVb・V群または推定血腫量40ml以上の症例の生命予後は不良であった。NG III・IVa群でCT分類IV a・IVb・V群の症例および血腫量40ml以上の症例が外科治療を考慮すべき症例と考えられた。しかし,被殻出血の手術適応については,なお問題点もあり,今後も内科外科の両面から検討を続けるべきである。
北里大学の論文
1989-02-28

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