三角波しきい値を有する弛張発振器について
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概要
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本論文では、そのヒステリシスしきい値が三角波によって制御される弛張発振器の動作を考察する。この発振器はPWM制御に用いられるデルタ変調回路と関連する。その回路動作を解析するために、無次元化方程式を導出する。それは2つのパラメータで特徴づけられる。同方程式より、一次元リターンマップを陽に導出する。そのマップは幅広いパラメータの領域においてサークルマップと同値であり、様々な周期的・非周期的な現象を示す。基本的な分岐現象を2パラメータの部分空間で調べる。試験回路を作成し、典型的な現象を実験により確認する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-03-13
著者
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斎藤 利通
法政大学工学部情報電気電子工学科
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鳥飼 弘幸
法政大学工学部情報電気電子工学科
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鳥飼 弘幸
大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻
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赤津 智史
法政大学工学部情報電気電子工学科
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本田 久斉
法政大学工学部情報電気電子工学科
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斎藤 利通
法政大学工学部
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斎藤 利通
法政大学工学研究科電気工学専攻
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