対処方略が精神生理学的反応に及ぼす影響 : effortful方略とdistressful方略の比較
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The purpose of this study was to compare the psychophysiological responses measured under two conditions; an effortful-coping strategy mobilizing condition (ECS), and a distressful-coping strategy mobilizing condition (DCS). ECS is defined here as a condition in which a person facing a controllable stressor mobilizes an effortful, active coping strategy for some positive reward. DCS is defined as a condition in which a person facing an uncontrollable, disgusting stressor mobilizes passive, avoidance-like coping strategy. Thirteen college students were divided into three experimental groups: (1) ECS, (2) DCS and (3) yoked-ECS, and engaged in two word anagram sessions. In the first session, they all performed the tasks under completely equal conditions. In the second session, ECS and yoked-ECS Ss challenged another list of words and were told that a gift certificate would be given when their performances were excellent. DCS Ss, on the other hand were forced to challenge the same list and were told that noxious stimulus would be administered when they failed to find the correct answer. Noxious pure tone was given to DCS and yoked-ECS Ss during the second session. Heart rate, peripheral skin temperature and skin conductance responses were recorded during the baseline and each task session. The main findings were as follows: (1) The magnitude of heart rate increase minimized in the second session, and no inter-group difference was observed. (2) A significant group and session interaction was found in the frequencies of skin conductance responses, which shows that electrodermal activity is a good index to identify DCS. (3) Peripheral skin temperature decrease, observed in DCS and yoked-ECS Ss seems to be caused by the noxious tone. These results suggest that we can speculate about a subject's coping style through psychophysiological recordings.
- 早稲田大学の論文
- 1994-03-25
著者
関連論文
- 13.めまい, 動悸症状の改善に自律訓練法が奏効した症例(第74回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- PG36 中学生の心理的ストレスに及ぼす保護者の養育態度の影響
- PD57 中学校教師が「危険な兆候」ととらえる生徒の特徴
- PA49 中学生の喫煙意図と保護者の喫煙行動、養育態度との関係
- II-D-37 皮膚温と血流を測度とした自律訓練法の評価の試み(1) : 予備的検討(自律訓練法・気功)
- 臨床場面における皮膚温と血流を測度とした自律訓練法の評価の試み : 予備的検討
- 演題8 自立訓練法における身体の意識化について(予備的検討)(第22回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- バイオフィ-ドバックとセルフコントロ-ル〔含 コメント〕 (セルフコントロ-ル)
- 16.不安と心搏に及ぼすα波バイオフィードバックの効果(第12回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)
- SYMPOSIUM(Third International Conference on Biobehavioral Self-Regulation and Health)
- IF-20 高齢者における集団自律訓練法(第3報) : 受講者の健康への関心度の検討(ターミナルケア)
- 学習 823 分類学習における方略選択の個人差(II) : 分析的/全体的処理方略と他の処理特性との関連を中心に
- 自律系反応の自己制御に及ぼすイメージ能力と映像の影響
- 学校支援において連携や協働を進めるために、『行動コンサルテーション』はいかに役に立つか : わが国への適用の現状と課題(大会実行委員会企画シンポジウム)
- 学習 822 分類学習における方略選択の個人差(I) : 分析的/全体的処理方略の頑健性を中心に
- 自律訓練法(総説シリーズ/心身症の最近の治療方法)
- Frontal EEG-α波のBFTに関する研究 : 第4報
- 前頭葉α波のフィードバック増強 : 第3報
- BFTおよびATにおけるFrontal EEG-α波について
- 前頭葉α波のフィードバック増強
- 読む be well worth reading 臨床家のためのこの1冊(38)『うつ病の認知療法』A・T・ベック,A・J・ラッシュ,B・F・ショウ,G・エメリィ著(坂野雄二監訳,神村栄一・清水里美・前田基成訳)
- 不安, 抑うつ, 怒りの感情誘発場面の分析
- 自律訓練法の重感練習過程に関する研究--腕重感への留意と腕重感の公式言語による主観的反応の因子分析的研究
- 特集にあたって--再燃・再発の予防と支援 (特集 再燃・再発の予防と支援--認知行動療法を中心に)
- 子どもたちに新しいスキル・行動を形成したいときに トークン法 (個と集団を育てる 学級づくりスキルアップ) -- (学級づくりの技法--こんなとき、この技法を)
- 臨床ゼミ 認知行動療法を学ぼう(講義8)曝露(エクスポージャー技法)(その2)曝露反応妨害法と持続的曝露を学ぶ
- 臨床ゼミ 認知行動療法を学ぼう(講義7)曝露(エクスポージャー技法)(その1)段階的曝露を中心に学ぶ
- 嫉妬心の自己コントロールを支援する (特集 子どもの嫉妬心--妬み、やっかみ、やきもちにどう対応するか)
- スクールカウンセラー活動と連携(第7回広島大学心理臨床セミナー「スクールカウンセラーと地域との連携」講演録)
- 読む 海外文献紹介(27)Bennett-Levy J et al "Oxford Guide to Behavioral Experiments in Cognitive Therapy"(認知療法における行動実験ガイド:オックスフード版)
- 認知行動療法の基礎理論(1)認知療法 (特別企画 認知行動療法) -- (認知行動療法の基礎知識)
- 他の保護者からいじめを受けている (特集 孤立する家庭をどう支援するか) -- (家庭の悩みQ&A)
- 特集 新潟大学人文学部におけるスタディ・スキルズとキャップ制・アドバイザー制の取り組みについて
- それはホントに「無気力」だろうか?--自己効力感を育てる (特集 生き生きした子・疲れている子) -- (生き生きした子に育てる)
- 学校のいじめに関する最近の研究動向 --国内の実証的研究から
- 展望 子どもの攻撃性といじめ--発達心理学的視点による基礎研究
- 上手な生活習慣づくりの援助 (3歳から12歳までのしつけ 生活習慣が身につく本) -- (生活習慣づくりの基礎・基本)
- しかる・ほめる行為の背後にある心の動き (しかり下手な親・教師のためのしかり方・ほめ方入門)
- 648 大学生のコンピュータ操作およびBASICプログラミング習熟に及ぼす影響の検討I : 確認テスト直前の不安・抑うつ得点の分析から(教授過程(10),口頭発表)
- 10.隣家の物音が気になり過敏性腸症候群を引き起こす女性に自律訓練法と主張訓練を適用した例(【一般演題】)(第82回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 対処方略が精神生理学的反応に及ぼす影響 : effortful方略とdistressful方略の比較
- S2 バイオフィードバック研究の新しい方向行動医学の立場から : レイノー症候群のバイオフィードバック療法を手掛かりにして(第17回日本バイオフィードバック学会総会演題抄録)(シンポジウム抄録)
- 抑圧-感作次元が脅威刺激下の情動反応に及ぼす影響 : イメージ想起時と現実暴露時の比較唐
- I-1 α波コントロール能力に及ぼす不安の影響
- 自律訓練法(2)自律訓練法の総括的定義
- 自律訓練法(1)自律訓練法とは何か
- 自律訓練法(3)練習の進め方
- セラピスト・スピリッツ
- 3. 自律訓練法の精神衛生への応用(精神健康な従業員の精神健康障害の発病予防) (第21回職場不適応研究会)
- 大学生における自我同一性と分離個体化の関連について
- 認知的対処のタイプと恐怖・不安反応に関する実験的検討 : 最近の研究動向と今後の課題
- 心理的ストレスに関する調査研究の最近の動向 : 教育場面におけるストレッサーの測定を中心として
- 自律訓練法と心身症
- PF221 大学生のコンピュータ操作およびBASICプログラミング能力獲得に及ぼす要因の検討II : 性格特性、コンピュータ不安とパフォーマンスの関連
- 大学生のコンピュータ操作・プログラミング習熟過程における不適応感の形成と変動に関する研究 : 不安・抑うつ感の継時的測定にもとづく分析からの検討
- 心拍知覚能力測定方法の妥当性の検討
- 自律訓練法の重感練習過程に関する研究--腕重感への留意と腕重感の公式言語による主観的反応の因子分析的研究
- 心拍自己制御におけるイメージ教示の效果(研究発表(4))
- 心拍率自己制御に及ぼすイメージの評価要因と反応命題方向づけ教示の効果(原著)
- 登校拒否治療における継時近接法とトークン・エコノミー法の併用法の役割について
- 行動療法と自律訓練法(特別講演)
- 身体感覚の再現がイメージ想起に及ぼす影響(研究発表(2))
- 教示モダリティと情報量の違いが恐怖イメージに及ぼす影響
- 23 系統的脱感作法が著効した過敏性腸症候群の一例(研究発表(口頭発表-2))
- 恐怖イメージの鮮明さ-細分の意義について(原著)
- P-26 夫婦間のサポートが母親の育児ストレスと精神健康状態に及ぼす効果 : 心身障害児の母親を対象として(ポスター発表,21世紀の空へ翔ベ-フィールドを越えた行動療法の発展)
- P-11 Daily Hasslsと認知的評価次元との関係の検討 : レパートリー・グリッド法を用いて(ポスター発表-1,研究発表)
- P-2 対処レパートリーの違いがストレス反応に及ぼす影響について : コントロール可能・不可能事態における検討(ポスター発表)
- P-5 ストレス場面における対処レパートリーがストレス反応に及ぼす影響について(ポスター発表,21世紀の空へ翔ベ-フィールドを越えた行動療法の発展)
- 38 対処スタイルと対処方略の関連に関する研究(II) : 女子大学生を対象とした検討(研究発表(口頭発表-5))
- 10 大学生の日常場面におけるストレス対処に関する研究(研究発表(ポスター発表-1))
- 1. タイプA行動パターンにおける競争性・敵意性の検討とそれに及ぼす心理的ストレス反応について(研究発表(口頭発表-1))
- 身体感覚の再現がイメージ想起に及ぼす影響(原著)
- 26 登校拒否治療におけるshaping・token economy併用法の役割について : トークンエコノミー法を中心として(一般演題(V))
- 41. 心拍率制御に及ぼすイメージ能力と映像の影響(研究発表(ポスター発表-2))
- 認知的対処の個人差が面接ストレス下の不安反応の出現様式に及ぼす影響 : 低不安者、抑圧者、感作者での比較(一般演題(3),口演発表)
- 47. 各種ストレス場面における対処方略選択の好みに関する研究II : 認知的対処スタイルの差による比較から(研究発表(ポスター発表-2))
- 対処の個人差と選択した対処がストレス反応に及ぼす影響(研究発表(5))
- 46. 各種ストレス場面における対処方略選択の好みに関する研究I : 男女差の比較から(研究発表(ポスター発表-2))
- 48. 嫌悪刺激回避確率の違いが不安反応と認知的対処方略の採用に及ぼす影響(研究発表(ポスター発表-2))
- 心拍知覚能力の測定方法の妥当性の検討 : 心拍率知覚とWhitehead型のR波知覚を指標として(研究発表(4))
- 認知的対処と不安水準の個人差が面接ストレス場面の諸不安反応に及ぼす影響 : REPRESSOR、SENSITIZER、LOW-ANXIOUS、REPRESSIVE-ANXIOUSの比較(研究発表(5))
- ストレス対処の個人差に関する臨床心理学的研究(内山賞授賞講演)
- 39 抑うつ傾向者の原因帰属スタイル(研究発表(口頭発表-5))
- イメージ想起法の違いが、系統的脱感作による恐怖・不安反応の低減に及ぼす効果 : 反応命題による高覚醒イメージの検討(一般演題(8),口演発表)
- 拮抗動作法を用いた恐怖・不安反応の制御 : 主観的変化とアナグラム課題成績を指標として(ポスターセッション(B))
- 40 教示モダリティの違いが恐怖イメージに及ぼす影響(研究発表(口頭発表-5))
- 22 イメージによるHR自己制御に及ぼす教示の効果 : Lang仮説の応用(一般演題E)
- 日本自律訓練学会第8回大会(関連学会ニューズ)
- 42. 記述量からみたイメージの詳細の比較(研究発表(ポスター発表-2))
- 系統的脱感作法による恐怖・不安低減効果とイメージ想起のストラテジー : 反応志向想起と刺激志向想起の比較から(原著)
- 国際心身医学会アジア部会第1回大会(関連学会ニューズ)