日本人の「音節」と「拍」の知覚 : 外来語聴取実験を通じて
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概要
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本研究では、日本人56名に音節の知覚実験を行い、以下の結果を得た。 (1) 音節の安定度は、長音/R/>促音/Q/>撥音/N/>副音/J/の順で高い。 (2) 特殊拍が隣接する「グリーン」の「リーン」などは-音節と捉えられやすい。 (3) 音節は、全く同じ構造を持つ音節との間にしか互換性がなく、これを自立拍二つに換えたものの近似性の評定値は、非常に低くなる。つまり、特殊拍と自立拍とは日本人の知覚面において大きく異なる。このことは、日本語に音節という単位を設定することを論じる上での例証となりうる。
- 東北大学の論文
- 1996-09-30
著者
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