スギ2×4材の狂いの低減に及ぼす Saw-Dry-Rip 法の効果

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概要

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ズギ (Cryptomeria japonica D. Don) は、我が国の主要造林樹種の1つであり、この木材資源を有効に利用することは重要である。本研究では、2×4材の生産によるスギ材の有効利用を考え、2×4材の狂いの低減に及ぼす Saw-Dry-Rip (SDR) 法の効果について調査した。通常の製材及びSDR法で作製された2×4材について、乾燥後の狂い (曲がり、縦ぞり及びねじれ) 及び曲げ性能の評価を行った。その結果、通常の製材方法によって作製した2×4材と比較して、SDR法により作製した2×4材において発生した狂いの量は、明らかに小さい値を示した。一方、曲げ性能は、2つの製材方法の違いによる差は認められなかった。これらのことから、スギ材から2×4材を作製する場合、SDR法により狂いが大幅に低減できることが明らかとなった。
宇都宮大学の論文
2005-03-31

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