穂高における電界変動観測(19935-1999)
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概要
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地震発生に伴って生起する現象と地震との関係を定量的に調べ, 地震前兆現象としての評価に資するため, 関東東海地域で, 主としてボアホールアンテナを用い電磁界計測を行っている. 1993年から穂高において, 長さ400mの蒸気井のためのケーシングパイプを用いた電場観測をほぼ連続して行っている. 観測点の近くで1998年8月より群発地震が発生し, それに伴って顕著な異常電界変動が記録された. その異常信号について, その特徴, 発生機構について述べる. 粟野, 伊豆大島をはじめ10観測点の長期にわたるデータを含めた解析の結果, 火山活動, 群発型の地震の場合には, 地下間隙水の変動に伴うと思われる電磁界変動が発生し, ボアホールなどを使った超長電極による計測(Ultra Long Electrode Measurement : ULEM)によって, 異常信号を十分大きなS/Nで検出できることを明らかにした. なお, 検出された異常電磁界変動の特異性を示すため, デジタル記録開始以降の全モニター記録も合わせて公刊する.
- 独立行政法人防災科学技術研究所の論文
- 2000-03-31
著者
-
酒井 英男
富山大学理学部地球科学教室
-
藤縄 幸雄
防災科学技術研究所
-
中山 武
京都大学防災研究所
-
澤田 豊明
京都大学防災研究所流域災害研究センター穂高砂防観測所
-
高橋 耕三
通信総合研究所
-
飯高 弘
電総研
-
飯高 弘
産総研
-
藤縄 幸雄
防災基盤
-
酒井 英男
富山大学大学院理工学研究部(理学系)地球科学専攻
-
沢田 豊明
京都大学防災研究所流域災害研究センター
-
Sawada Toyoaki
Disaster Prevention Research Institute Kyoto University Gokasho Uji City Kyoto Japan
-
酒井 英男
富山大学・理
-
松本 拓巳
固体地球
-
松本 拓巳
防災科学技術研究所
-
飯高 弘
電子技術総合研究所
-
酒井 英男
富山大学理学部地球科学科
-
酒井 英男
富山大学
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