アクティブラーニング授業への試み : 情報発信による積極的な授業参加スタイルの確立を目指して
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概要
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ネット社会の進展により、今やインターネットで入手できない情報はないと言えるような状況である。そのため、情報収集力(図書館を利用した文書検索やWeb検索エンジンを利用した情報探索のスキル)は社会人に求められる重要な情報スキルであるとの認識の下、多くの大学で情報リテラシー教育が行われている。しかし、それだけでは不足である。これからは情報表現力(例えば文書によるプレゼンテーションスキル、情報公開のための情報倫理知識)もあわせて習得させる必要がある。本稿は、学生達の情報収集力と情報表現力の双方をバランス良く向上させるための新しい情報リテラシー教育手法を取り上げる。我々は情報発信を通じた授業参加という能動的学習(アクティブラーニング)スタイルにより本手法を確立することを目指した試みを行って来た。本稿では、この試みについて、その現状を報告し、また、将来を展望する。このような授業はネット時代の職業人養成のための高等教育機関である大学の情報スキル教育にとって今後ますます重要になるものと考えられる。
- 九州情報大学の論文
- 2005-03-22
著者
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南 俊朗
九州情報大学経営情報学部
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南 俊朗
九州情報大学
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南 俊朗
九州情報大学経営情報学部 九州大学附属図書館研究開発室
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南 俊朗
九州情報大学経営情報学部:九州大学附属図書館研究開発室
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孫 〓
九州情報大学経営情報学研究科博士前期課程
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南 俊朗
九州情報大
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