女子学生の味覚感度について(第2報) : 食嗜好と食状況の関連性
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概要
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本学女子学生を対象に食嗜好,食状況についてアンケート調査を行い,味覚官能検査を行った.その結果(1)食品嗜好度については,果実類7.93,菓子類7.54,穀類6.99であり,味の好みでは甘いものの好み6.55,苦いものは最も好まれず3.19であった.(2)食物摂取状況調査では欠食者と四原味識別能については正解率が全て非欠食者側に高く現われ5%危険率で有意差を認めた.欠食者と食品嗜好度においては卵類,酸味のものの嗜好度が5%危険率で有意差を認め非欠食者には果実類と塩からいものの嗜好度が5%危険率で有意に好まれた.(3)甘味の閾値と食品嗜好度のX^2検定の結果から油脂類と苦いものの嗜好度に0.5%危険率,豆類の嗜好度は5%危険率で有意差を認め,閾値が高いほど嗜好度が高く現われた.(4)緑茶の飲用と食品嗜好度については,塩からいもの,魚介類,果実類について有意差を認め緑茶飲用者に有意に好まれた.なお,この要旨については,日本調理科学会平成2年度大会において発表した.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 1991-04-01
著者
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