9015 日光東照宮寛文度修理における彫物工事担当の工匠について
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概要
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日光東照宮は江戸時代10数度の修理を受けており、彫物(彫刻装飾)もその都度修繕されたと考えられる。彫物の修理には、享保度以降、江戸の彫物大工である和泉家や高松家が当たっており、天和3年の修理においては、京の大仏師法眼左京が彫物を担当していたことが明らかになっている。しかし、江戸前期において彫物の工事を担当した工匠については不明な点が多い。 本稿では、日光東照宮の江戸前期の修理例として寛文4年の修理を上げ、彫物の修理内容にもふれながら、彫物を担当した工匠について考察する。
- 社団法人日本建築学会の論文
- 1988-09-01
著者
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