自発的レジスタンス運動と異なるタンパク質からなる高タンパク質間食がグルココルチコイド投与ラットの骨重量と骨強度に及ぼす影響

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自発的レジスタンス運動（クライミング）と異なるタンパク質からなる高タンパク質間食が、グルココルチコイドを投与した老化モデルラットの骨重量と骨強度に及ぼす影響について検討した。5週齢Wisar系雄ラット48匹を6群に分け、その内の2群を運動群、残りを非運動群とした。非運動群の一群を対照群（C）として生理食塩水投与を投与し、残りの群にグルココルチコイド（プレドニソロン2mg／kg／day）を投与した。これらの群を間食なし群（C、G）、60％カゼイン間食群（GC、GEC）、60％ゼラチン間食群（GG、GEG）に分類した。全群のラットに8：30-9：30時、20：30-21：30時に食餌を摂取させ、間食摂取群には12：30-13：00時にそれぞれ2種類の高タンパク質間食を摂取させた。飼育室を8：00-20：00時に明期として、9週間飼育した。摂取エネルギー量と摂取タンパク質量が各群で等しくなるように摂食量を調節した。運動群（GEC、GEG）のラットについては、上部に飲水瓶を設置したタワーケージ（φ20cm×200cm）に入れ、毎日9：30-20：30時にクライミング運動を実施させた。体重増加量はグルココルチコイド投与によって抑制された。骨量と骨強度はクライミング運動とカゼイン間食で増加した。ゼラチン間食は骨重量、骨長および骨タンパク質含量を低下させた。これらの結果から、クライミング運動とアミノ酸組成の良い高タンパク質間食は老化に伴なう骨減弱化を防止する可能性があることが示された。
香川大学の論文
2006-02-15

自発的レジスタンス運動と異なるタンパク質からなる高タンパク質間食がグルココルチコイド投与ラットの骨重量と骨強度に及ぼす影響

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