バリ人と日本人の表情認知の比較 : 平均顔を用いたコンピュータ生成の表情刺激による

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概要

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表情認知における文化的影響の有無を調べるために、日本人とバリ島人を対象に調査を行った。[対象]日本人30名、バリ島人27名。[方法]日本人男女、バリ島男女の顔写真から平均顔を作成し、また顔面動作符号化システムに基づき6つの基本感情(幸せ、驚き、恐れ、悲しみ、嫌気、怒り)を表す表情をそれぞれ作成した。作成された24枚の顔写真の刺激画像はコンピュータで提示され、被験者はその各々に対してどの感情を表しているかを答えるように求められた。[結果]日本人とバリ島人の基本感情についての一致率はともに幸せで最も高く、恐怖で最も低かった。恐怖、嫌気の表情判断の一致率はバリ島人の方が日本人より高かった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-09-04

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