脳卒中片麻痺患者の視覚性立ち直り反応と歩行能力
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概要
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脳卒中片麻痺患者86例に対し, 椅座位における視覚性立ち直り反応を姿勢反射機構検査に基づき測定し, 歩行能力との関連性について検討した。視覚性立ち直り反応の得点と性差, 発症時年齢, 病型及び評価までの期間との間には有意な差異を認めなかったが, 麻痺側と非麻痺側との比較では有意な差異を認めた (x^2=34.542:p<0.001)。歩行能力との比較では, 麻痺側 (r=-0.6113), 非麻痺側 (r=-0.6127)ともに有意な相関関係 (p<0.001)を認めるとともに, 歩行自立群の右麻痺と左麻痺の比較では右麻痺の症例において視覚性立ち直り反応の得点が有意に高くなることを認めた(x^2=7.868:p<0.05)。
- 1991-07-10
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