健常者における躯幹傾斜反応の測定 : 電動式バランスボードを用いて
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概要
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健常人33名に対し電動式バランスポードを用い, 前後・左右方向における躯幹傾斜反応を角速度の変化および開・閉眼について検討し以下の結論を得た。1. 開眼における前後方向の躯幹傾斜反応は, 角速度の上昇により頭部・体幹移動角の有意な減少を認め, 左右方向についても同様な結果を認めた。2. 開眼における前後・左右方向の躯幹傾斜反応は, 角速度の上昇による著明な変化は認めなかった。3. 角速度1°/secにおける前後方向の躯幹傾斜反応は, 閉眼により頭部・体幹移動角の増加傾向を示し, 3°/secでは有意な移動角の増加を認めた。4. 左右方向においては閉眼により頭部・体幹移動角の増加傾向を認め, 特に角速度3°/secにおける左方傾斜では有意な移動角の増加を認めた。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1987-08-10
著者
-
吉元 洋一
愛知医科大学付属病院 リハビリテーション部
-
吉元 洋一
鹿児島大学医学部保健学科
-
吉元 洋一
鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻
-
吉元 洋一
鹿児島大学 保健
-
吉元 洋一
鹿児島大学医学部保健学科臨床理学療法学講座
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