脳血管障害例の退院時ADL規定因子の分析 : Pusher現象の影響
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概要
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本研究の目的は, 脳血管障害例(103例, 平均年齢67歳)を対象として, 初回時の情報から退院時のADL自立に関わる要因をPusher現象の影響を含めて検討することである。対象を退院時のBarthel Indexの結果から, ADL自立群(60点以上), 非自立群(60点未満)の2群に分類し, ADLを規定する因子として年齢, 初期の下肢の麻痺の重症度, Pusher現象, 半側空間無視(以下USNと略す), 痴呆の5項目を抽出しロジスティック解析を用いて分析した。その結果, ADL自立を規定する因子として, 従来の報告のごとく下肢の麻痺の重症度, Pusher現象, 痴呆の要因が重要であったが, USN, 年齢の関与は低かった。したがってPusher現象の存在は, ADL規定因子の中でも重要であることが再確認された。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1998-11-30
著者
-
杉本 諭
聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
-
網本 和
東京都立保健科学大学
-
網本 和
聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
-
杉本 諭
埼玉医科大学短期大学
-
青木 詩子
聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
-
田代 真奈美
聖マリアンナ医科大学東横病院 リハビリテーション部
-
杉本 論
聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
-
青木 詩子
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 リハビリテーション部
-
杉本 諭
聖マリアンナ医科大学附属病院 リハ
-
田代 真奈美
聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
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