繰返し圧密特性に関する研究(第4報) : 生石灰パイル工法による改良効果について
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概要
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低盛土造成された道路のように, 交通荷重の繰返し応力を継続的に受ける場合の粘性土の圧密性状については, いまだ問題点が解明されておらず, 繰返し応力どのように設計に組み入れるのか明らかでない。筆者らは, かねてより繰返し応力下での沈下特性などを解明するために一連の繰返し圧密試験を行ってきたが, 今回は生石灰パイル工法の施行前後に採取した不かく乱試料を用いて生石灰パイル工法による影響を明らかにするための土質性状の比較を行うと共に, 理論沈下量と実測沈下量との比較及び繰返し圧密特性の比較によって生石灰パイル工法による地盤の改良効果を検討した結果を報告した。繰返し圧密試験に使用した試料は, 千葉県佐倉市の道路盛土現場で採取された腐植土と粘土の不かく乱試料であり, ある道路盛土の単一仮想土層を想定して繰返し圧密荷重を0.35kg/cm^2と定め, 予圧密荷重0.2kg/cm^2,バックプレッシャー0.5kg/cm^2,載荷除荷の時間周期5秒, 試験継続日数5日間の試験条件で試験を行った。
- 1979-09-15
著者
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