繰返し圧密特性に関する研究(第2報)
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概要
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繰返し応力を受ける粘性土の圧密性状については, その解釈と設計条件への適用には多くの問題が残っているが, 新しくバックプレッシャーを負荷できる装置を試作し, 練り返し調整試料を用いて各種の繰返し圧密実験を行なった。その結果, 1)静的圧密よりも繰返し圧密のほうが沈下量は大きく, 二次圧密部分が卓越している。2)静的圧密の場合, 間ゲキ水圧の消散は早いが, 繰返し圧密の場合はその振幅が長時間継続し, やがては消散する傾向を示す。3)弾性沈下量の経緯については載荷除荷の時間比の影響を大きく受ける。4)繰返し荷重が負荷されると圧密降伏応力がいずれも減少し, 応力履歴による変形特性の違いに明確な差があらわれるなどの傾向が明らかになった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1976-09-15
著者
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