P27 導入・侵入水生植物等が藍藻類に及ぼすアレロパシー活性評価手法の検討

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概要

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日本の浅い湖やため池では、環境保全に対する意識が高まった近年でもなお富栄養化による水質の悪化が進行している。とくに異常に増殖した藍藻類はアオコ(水の華)を形成し、異臭発生や浄水処理におけるろ過障害、有毒物質ミクロキスチンの産出といった問題を引き起こしている。ところが、大規模な水生植物群落が存在する湖ではアオコが発生しにくいとの報告がある。これは、水生植物が、富栄養化の要因となる窒素やリンといった栄養塩を体内に吸収するだけではな<、他感物質を放出することによって、藍藻類との競合に優位に立つためではないかと考えられている。そして、このような群落を形成する水生植物は、ホテイアオイやコカダナモといった導入・侵入植物に数多く含まれている。そこで、本研究では藍藻類の増殖を抑制する化学物質(他感物質)を有する水生植物を検索するためのバイオアッセイ法の確立を目的とし、培養液の吸光度を測定することにより増殖抑制効果を評価する手法を検討した。
2004-04-16

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