興部町卯城牧場での搾乳ロボットの稼働状況
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概要
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北海道紋別郡興部町の卯城牧場では2000年5月から,デラバル社製VMS型搾乳ロボットでロボット搾乳を開始した.同年9月8〜10日に当場にて,搾乳ロボットの稼働状況の調査を行った.その結果は下記のようであった.1日24時間の間に136回の搾乳がなされ,平均搾乳頭数は5.6頭/時であった.搾乳ストールの洗浄は日に4回,30分間ずつ行われていた.搾乳ロボットによる搾乳頭数は47頭であり,これらの牛の1日の搾乳回数は2回〜5回まで変化していて,平均搾乳回数は2.9回の多頻度搾乳になっていた.1回当たり平均搾乳量は9.5kgであり,1日1頭当たり平均27.6kgを搾乳していた.搾乳牛のロボットの馴らし期間は25頭に対して3日間であった.その後,1ヶ月で50頭へ搾乳頭数を増やしていた.日平均搾乳量はロボット搾乳の馴れと気温の急激な上昇に影響されていた.すなわち,5月から6月にかけて前者の影響が,6月から7月にかけて後者の影響があった.
- 日本家畜管理学会の論文
- 2002-01-01
著者
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