シバ(Zoysia japonica Steud.)の刈り取り高さおよび刈り取り頻度が茎葉の乾物収量とほふく茎の貯蔵性炭水化物含有量に及ぼす影響
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概要
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シバ草地の永続性を向上させるための基礎的知見を得ることを目的として,シバの茎葉の乾物収量とほふく茎の貯蔵性炭水化物含有量の消長を,刈り取り高さおよび刈り取り頻度の異なる4処理草地において調査した。高さ0cmで刈り取った区は,茎葉の乾物収量が高さ3cmで刈り取った区に比べて低く,11月上旬におけるほふく茎の貯蔵性炭水化物含有量も低かった。4週間間隔および6週間間隔で刈り取った区は,2週間間隔で刈り取った区に比べ,茎葉の総乾物収量がともに18%高かったが,11月上旬におけるほふく茎の貯蔵性炭水化物含有量はそれぞれ20%および7%低かった。シバ草地において,当年の生産性を向上させる刈り取り頻度は,貯蔵性炭水化物含有量を低下させ,さらには永続性を低下させる可能性があることが推察された。
- 日本草地学会の論文
- 1999-10-31
著者
-
細井 栄嗣
山口大学農学部
-
高橋 肇
山口大学農学部
-
野見山 淳
山口大学
-
細井 英嗣
山口大学農学部
-
小澤 忍
山口大学農
-
野見山 淳
山口大学農学部
-
Hosoi Eiji
Department Of Biological And Environmental Sciences Faculty Of Agriculture Yamaguchi University
-
小澤 忍
山口大 農
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