一定周期の間欠的測定から算定される年平均濃度の特性 : NO_2に関して
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概要
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大気汚染防止法の改正で有害大気汚染物質対策の推進が規定され,そのモニタリングは月1回,1日を単位とした測定によるという基準が示された。このような間欠測定によって求めた長期平均値の精度について,いろいろな検討例があるようだが従来あまり公開されていない。このほど東京都と愛知県のNO_2(東京についてはNO_xも)をモデル物質として,年間365日の日平均値を一定周期で間欠的に拾い出して求めた年平均値の誤差の性質を,拾い出し周期30日の場合を中心として調べた。周期30日の間欠データによる年平均値は30種類得られる。東京の場合,それらの誤差の標準偏差は真の年平均値の12%以内に収まるが,この幅には地点・地域による系統的な差がある。その差異は各地点の濃度出現頻度分布と関連していることが見いだされた。また,対象物質が異なれば頻度分布のパターンが異なり,それに応じて間欠測定による平均値の精度に差が出ることも推測された。
- 社団法人大気環境学会の論文
- 2000-11-10
著者
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- 「都市環境のクリマアトラス-気候情報を活かした都市づくり-」日本建築学会 編著 ぎょうせい, 2000年9月, A4判, 113頁, 3,238円(本体価格) ISBN4-324-06278-1
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