グァテマラのブユ Simulium ochraceum の発生源における流量の季節変化
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概要
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オンコセルカ症媒介ブユSimulium ochraceumの幼虫防除法を改良する目的で, 同種幼虫の発生源5カ所において, 14日ごと16カ月にわたって, 流量を測定した結果, 比流量には以下の3成分があることがわかった。q_A, 通年一定のもの;q_B, 雨季中に貯えられ, 乾季中に指数関数的に放出されるもの;q_C, 降雨後数日内に放出されるもの。q_Aが30l/(sec・(km)^2)以上のとき, 流量の季節変化は無視できる程度のものであった。q_Aが1.9もしくは5.0のとき, 流量の主成分は乾季前半ではq_B, 後半ではq_Aとなった。q_Aが0.062以下のとき, 流量は乾季中通じて減少しつづけた。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1986-03-15
著者
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