ヤマトゴキブリ自然越冬個体群のステージ構成
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概要
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1971年1月および1973年1月, 新潟県下の自然条件下で越冬しているヤマトゴキブリの幼虫を採集できたが, 成虫, 卵は発見できなかった。1971年入手の幼虫を, 20℃で羽化まで飼育し, 1973年入手の幼虫は, 直ちに頭幅を測定したところ, いずれも終令幼虫および若令幼虫の2群から成ることが判った。若令幼虫の半数以上が2令であり, 1令幼虫は含まれていなかった。これらの結果は, 辻・水野(1972)の"無加温の場合, Two-year life cycleが正常で, 終令および2令が主要な越冬令であろう"という推定とほぼ一致するものである。
- 日本衛生動物学会の論文
- 1974-02-15
著者
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