くも膜下出血患者の栄養学的検討
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概要
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くも膜下出血(SAH)術後急性期患者31例に対して通常量の完全静脈栄養(1,320〜1,640kca1/day,N量7.9〜9,4g/day)で管理し,安静特エネルギー消費量(REE),基礎エネルギー消費量(BEE),窒素出納(NB),トランスフェリン(T),プレアルブミン(P),レチノール結合蛋白(RBP)の値を測定した.これらをHunt & Kosnik grade I〜IIの14例とgrade III〜Vの17例の2群に分け,栄養評価を打つだ.REE/BEEは重症群で有意に高く,NBは重症群で有意にマイナスに傾いていた.一方,T,P,RBPは初期に有意に低下を示したが,両群間に有意差はなかった.SAH術後急性期は異化の亢進は重症例で特に強く認められたが,蛋白合成能は初期に低下を示し,両群間に差はなかった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1997-07-20
著者
-
川島 明次
東京女子医科大学 脳神経外科
-
糟谷 英俊
東京女子医科大学 脳神経センター 脳神経外科
-
高倉 公明
東京女子医大
-
清水 隆
埼玉県済生会栗橋病院脳神経外科
-
糟谷 英俊
埼玉県済生会栗橋病院脳神経外科
-
川島 明次
東京女子医科大学
-
糟谷 英俊
東京女子医科大学東医療センター脳神経外科
-
高倉 公明
東京女子医科大学先端生命医科学研究所 先端工学外科
-
清水 隆
埼玉県済生会栗橋病院リハビリテーション科
-
並木 薫
埼玉県済生会粟橋病院脳神経外科
-
並木 薫
埼玉県済生会栗橋病院検査科
-
清水 隆
埼玉県済生会 栗橋病院
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