脳波, MRI, SPECTによるてんかん原性焦点同定の評価
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概要
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術後に発作が消失した部分てんかん患者33例対象とし, 術前の脳波, MRI, SPECTの検査がてんかん原性焦点同定に果たす役割について比較検討した.側頭葉てんかんが22例, 側頭葉外てんかんが11例で, 器質性病変を有する例は21例であった.各検査におけるてんかん原性焦点との一致率は, 頭皮脳波で14/33(42%), 発作間欠時SPECTでは18/26(69%), 脳波ビデオモニタリングによる発作間欠時では17/24(71%), 発作時には15/22(68%)で, MRIにおいては29/33(88%)であった.てんかん手術の術前検査として, てんかん原性焦点同定のためには頭皮脳波検査の他に, MRIによる器質性病変や海馬萎縮の有無が重要であるが, さらに発作時脳波ビデオモニタリングを含めた総合的な検討が必要となる.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1998-07-20
著者
-
中瀬 裕之
奈良県立医科大学脳神経外科
-
平林 秀裕
奈良県立医科大学脳神経外科
-
榊 寿右
奈良県立医科大学脳神経外科
-
森本 哲也
奈良県立医科大学脳神経外科
-
森本 哲也
大阪警察病院 脳神経外科
-
榊 寿右
奈良県立医科大学 放射線科・腫瘍放射線科
-
星田 徹
奈良県立医科大学脳神経外科
-
川口 正一郎
奈良県立医科大学脳神経外科
-
橋本 浩
奈良県立医科大学 脳神経外科
-
平林 秀裕
奈良県立医科大学 医学部放射腺腫瘍医学講座
-
川口 正一郎
奈良県立奈良病院救命救急センター
-
合田 和生
奈良県立医科大学脳神経外科
-
星田 徹
国立病院機構奈良医療センター てんかんセンター
-
石 学
中国洛陽洛医附院脳神経外科
-
川口 正一郎
奈良県立医科大学 脳神経外科
-
中瀬 裕之
奈良県立医科大学 脳神経外科
-
橋本 浩
奈良県立医科大学脳神経外科
-
Shibamoto Kazunori
Department Of Neurosurgery Ichinomiyanishi Hospital
-
星田 徹
奈良県立医科大学 脳神経外科
-
森本 哲也
奈良県立医科大学第2外科学教室
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