横浜市付近の下末吉ローム層の堆積環境と生成粘土鉱物
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概要
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The relation between sedimentary enviroments and clay minerals as wethering products of the Shimosueyoshi-Loam beds in the South Kanto district was examined by powder X-ray diffraction, DTA, CEC, TEM and chemical analyses of clay minerals and associated interstitial water. Some differencies were found in the particle shapes and stabilities of interlayer water of halloysites between in aqueous and aeolian tephra beds. Particle shape of halloysite in aqueous tephra beds is irregular shaped thin plate which is different from usual spheroidal and/or tubular shapes in aeolian tephra beds, and interlayer water of these platy halloysite was found to be more unstable than the others. This mineral may correspond with halloysite and metahalloysite mixde-layered mineral whith has been reported by Kurabayashi and Tsuchiya (1965) . However, it shows only 10Å basal reflection and does not show 7Å one in the powder X-ray diffractogram under relative humidity of 100%, it was concluded to be halloysite 10Å mineral though having very unstable interlayer water. SiO_2 concentrations of interstitial water associated with this platy halloysite are found to be apparently higher than those with spheroidal and/or tubular ones in aeolian tephra beds. In the stability diagram of CaO(Na_2O)-SiO_2-Al_2O_3-H_2O system, the data of aeolian tephra beds are plotted within the stability field of kaolinite, but those of aqueous tephra beds are plotted on the boundary of the e between kaolinite and montmorillonite It was then considered that a unipue sedimentary environment having a high SiO_2 concentration of interstitial water may strongly affect the formation of this platy halloysite.
- 日本粘土学会の論文
- 1984-10-25
著者
-
平林 順一
東京工業大学火山流体研究センター
-
岡田 清
東京工業大学大学院理工学研究科材料工学専攻
-
小坂 丈予
東京工業大学地質鉱物学教室
-
岡田 清
東京工業大学
-
大津賀 望
帝京科学大学環境マテリアル工学科
-
大津賀 望
東京工業大学工学部無機材料工学科
-
平林 順一
東京工業大学 火山流体研究センター
-
小坂 丈予
東京工業大学
-
松井 久仁雄
東京工大 工
-
松井 久仁雄
東京工業大学工学部無機材料工学科
-
大津賀 望
東京工業大学工学部
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