有珠山2000年噴火における地球化学的研究 : 火山灰付着水溶性成分の変動と火山活動(<特集>2000年有珠山噴火 (2))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Usu volcano located in southwestern Hokkaido is one of the most active volcanoes in Japan. On March 31, 2000, it erupted at the western foot of Nishiyama with successive formation of new craters after 23 years of dormancy. On the following day, another eruption newly forming craters occurred at the western foot of Konpirayama located I km to the east of Nishiyama new craters. Monitoring of volcanic gases discharged from active craters will provide us with authentic information on the volcanic activity, however, due to intermittently violent explosions, vicinity of the new craters were not accessible. Analyses of water-soluble components adhering to volcanic ash were available for estimating composition of volcanic gases and monitoring eruption of Usu volcano. Volcanic ash samples were collected around the volcano for about eight months. All the ash was relatively depleted in SiO_2 and enriched in FeO in comparison with essential ejecta of the historic eruptions of Usu volcano. Smectite was a dominant clay mineral and kaolin was a minor constituent. All the ash samples were hydrated considerably. Temporal variation in the constituent minerals and chemical composition was not recognized. This result designated that variation of the water-soluble components adhering to the ash was not due to change of nature of volcanic ash but due to change of flux and chemical composition of volcanic gases.
- 2002-09-17
著者
-
岡田 広
北海道大学
-
西村 裕一
北海道大学大学院理学研究院地震火山研究観測センター
-
西村 裕一
北海道大学大学院理学院
-
西村 裕一
北海道大学大学院理学研究院附属地震火山研究観測センター
-
平林 順一
東京工大
-
岡田 弘
北海道大学
-
前川 徳光
北海道大学理学部
-
鈴木 敦生
北海道大学大学院理学研究院
-
野上 健治
東京工業大学火山流体研究センター
-
平林 順一
東京工業大学火山流体研究センター
-
大場 武
東京工業大学火山流体研究センター
-
野上 健治
東京工業大学草津白根火山観測所
-
大場 武
東京工業大学
-
前川 徳光
北海道大学大学院理学研究院
-
前川 徳光
北海道大学大学院理学研究科
-
鈴木 敦夫
北大
-
前川 徳光
北大
-
平林 順一
東京工業大学 火山流体研究センター
-
平林 順一
東工大・草津白根火山観測所
-
岡田 弘
北大理学部・有珠火山観測所
-
安孫子 勤
室蘭工大
-
安孫子 勤
室蘭工業大学
-
西村 裕一
北大 大学院理学研究科 地震火山研究観測セ
-
西村 裕一
北海道大学大学院理学研究科地震火山研究観測センター
-
前川 徳光
北海道大学有珠火山観測所
-
野上 健治
東京工業大学
関連論文
- 微動アレー探査のための空間自己相関法:半円形アレーの適用について
- 札幌市手稲区前田における地下構造探査と強震動観測
- P18 十勝岳の火山観測
- A06 阿蘇カルデラ(南郷谷)の地下構造
- 有珠火山における人工地雷探査 : 観測および初動の読み取り
- B53 監視カメラ映像に見る雌阿寒岳2006年3月21日噴火(活動的火山と防災,日本火山学会2006年秋季大会)
- 雲仙火山における人工地震探査 : 観測および初動の読みとり
- B37 火山噴火開始後における危機対策と研究者の役割 : 2000 年有珠山噴火の事例より
- B24 空中レーザー地形測量の火山学における有用性 : 2000 年有珠山噴火の経験から
- 地震計の周期を長周期化するための負抵抗シャントによる過制振・積分法の評価
- 長周期微動を用いた平野部の地下構造の推定〔英文〕
- 長周期微動を用いた地下構造推定 : 周波数-波数法による位相速度推定に必要な各種パラメータの検討
- 長周期微動に含まれる表面波の位相速度推定法について : 空間自己相関法と周波数 波数法の比較
- 13B. 1987年〜88年雌阿寒岳小噴火活動の概要(日本火山学会1988年春季大会)
- B13 1987 年-88 年雌阿寒岳小噴火活動の概要
- やや長周期微動による地下構造の推定
- 41A. 強震計による十勝岳爆発地震の観測(日本火山学会1989年秋季大会)
- A41 強震計による十勝岳爆発地震の観測
- 微動アレー観測のための空間自己相関法における効率的な観測点個数に関する考察
- 微動探査法観測装置の開発
- 32 十勝岳噴火(1988-1989 年)の地球物理学的研究 : その 2 国立大学共同観測
- 札幌都市域における深部地下構造調査と強震動観測
- 微動探査法による札幌都市域北部の深部地下構造の推定
- 微動探査法への個体群探索分岐型遺伝的アルゴリズムfGAの適用
- 微動アレー観測による足柄平野の地下構造の推定
- EURO-SEISTEST(Volvi, Greece)におけるアレー微動観測によるS波速度構造調査
- 微動中の表面波と地震動による表面波の位相速度の推定と比較
- レイリー波の分散データからS波速度構造を推定するインバージョン問題への個体群探索分岐型遺伝的アルゴリズムの適用 -微動探査法に関連して-
- 多機能弾性波探査装置(SWS)による浅部地下構造探査について -福建平潭海峡大橋の基盤探査例-
- 微動を用いたS波速度構造の決定に対する個体群分岐型遺伝的アルゴリズムの適用
- 微動のアレー観測による大阪・兵庫地域の地下構造の推定
- 南能代3次元地震探査区域内の表層構造について -微動のアレー観測による推定-
- 格子状受振点展開を用いた3次元コヒーレントノイズの観測
- 微動探査法における推定可能な微動中の表面波位相速度の波長範囲
- 十勝岳の火山性微動の発生様式 : 日本火山学会 1987年度 秋季夫会
- A33 2000 年有珠山噴火に伴う地震活動
- 微動アレイ観測による足柄平野の地下構造探査
- 微動利用の地下構造推定における周波数・波数スペクトル法と空間自己相関法の比較検討
- 微動を用いた地下構造の推定 -北海道上ノ国町の強震動観測点において-
- 微動探査の現状と課題
- A01 ヘリコプターを用いた火山近傍上空の温度・湿度測定 : 噴煙解析への応用
- 有珠火山地域の3次元地震波速度構造(2000年有珠山噴火 (3))
- 有珠山2000年噴火における地球化学的研究 : 火山灰付着水溶性成分の変動と火山活動(2000年有珠山噴火 (2))
- 阿蘇火山における人工地震探査ー観測及び初動の読みとりー
- 微動アレー観測による足柄平野の地下構造の推定
- 格子状アレイ展開による微動波群の伝播特性
- P29 北海道の火山活動とその観測(∿1998 年 8 月)
- 微動中の表面波と地震動による表面波の位相速度の推定と比較
- 地震計の周期を長周期化するための負抵抗シャントによる過制振・積分法の評価
- P26 九重火山およびその周辺の地震活動の推移
- 地震計アレイによる表面波位相速度の推定可能な周波数領域の上限 -F-Kスペクトル法の場合-
- 小田原市における ESG Blind Prediction Test Sites の地下構造 - 微動探査法による推定 -
- 60. Earthquake Family から見た有珠火山地震群の地震断層論的特性(日本火山学会 1979 年春季大会講演要旨)
- 10. 1977有珠山噴火直前に発生した地震の震源(日本火山学会1978年秋季大会)
- 13. 新山生成に伴う有珠火山の群発地震(その2)(日本火山学会1978年秋季大会)
- 新山生成に伴う有珠火山の群発地震 : 日本火山学会1978年春季大会
- 雌阿寒岳のハザードマップ (日本の火山ハザードマップ(上))
- 浅層微細構造推定を目的とした微動探査法の適用性
- 95. 樽前山頂部における電気抵抗変化(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 94. 樽前山の地熱異常現象とその後の活動(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 14P. 恵山火山の活動現況の基礎調査(日本火山学会 1983 年度春季大会講演要旨)
- A40 1910 年有珠山噴火に関する資料の再検討
- 1977年有珠山噴火(序報) : 日本火山学会1977年度秋季大会
- A22 2000 年有珠山噴火はどう予知されたか
- B22 2000 年有珠山噴火 : 映像観測による 3 月 31 日の噴火推移(序報)
- P04 北海道の火山活動とその観測 : 有珠火山観測所の 20 年
- 雌阿寒岳1996年11月の噴火(速報)
- 樽前山の新火山観測システム
- 火山爆発エネルギー推定の試み : 人工火薬爆発実験
- 北海道駒ケ岳1996年3月5日の小噴火前後の地殻変動
- P10 樽前山の新観測システムと火山活動
- P9 北海道の火山の観測報告 (∿1996.9)
- B2 北海道駒ヶ岳 1996 年 3 月の噴火(その 2) : 地殻変動観測
- B1 北海道駒ケ岳 1996 年 3 月の噴火(その 1)
- 位相誤差の少ない微動探査の観測法
- 北海道駒ヶ岳における火山総合観測システム
- P3 北海道の火山の観測 : ∿1985 年 8 月
- F-Kスペクトル法を用いた表面波の位相速度推定のシミュレーション
- B8 北海道駒ケ岳における火山総合観測井(深度 500m)の設置と火山活動
- 93. 有珠火山の放熱量とその変化(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 31 十勝岳噴火(1988-1989 年)の地球物理学的研究 : その 1 噴火活動とその特性
- PV1 北海道の火山の観測(∿1994 年 8 月)
- 広域・深層地盤調査のための長周期微動探査法 (地震防災と物理探査特集号)
- F7 低周波マイクロフォンによる TNT 爆発の実験観測
- 38A. 十勝岳の火山性地震の分類と特性(日本火山学会1989年秋季大会)
- A38 十勝岳の火山性地震の分類と特性
- A37 十勝岳の爆発的噴火とその後の活動
- 5P. DR方式地震観測システムによる十勝岳噴火地震・微動の観測(日本火山学会1989年春季大会)
- 3P. 十勝岳における爆発的噴火の発生過程に関する研究(1)(日本火山学会1989年春季大会)
- 33. 十勝岳の爆発的噴火に先駆して発生する低周波地震群(日本火山学会1989年春季大会)
- P5 DR 方式地震観測システムによる十勝岳噴火地震・微動の観測
- P3 十勝岳における爆発的噴火の発生過程に関する研究 (1)
- 33 十勝岳の爆発的噴火に先駆して発生する低周波地震群
- マルチポート・ページメモリをキャッシュとして用いた高性能ディスク・サブシステムのアーキテクチャと処理性能
- 十勝岳の火山観測(2) : 日本火山学会1987年度春季大会
- 9. 十勝岳の最近の火山活動(日本火山学会 1985 年度秋季大会講演要旨)
- 井寒台で行なった地すべり調査のための予備的な比抵抗探査
- 59. 有珠火山「銀沼火口活動」 (1978.7∿10) の前兆的諸現象(日本火山学会 1979 年春季大会講演要旨)
- 12. 有珠火山の微動と小噴火メカニズム(日本火山学会1978年秋季大会)
- P19 十勝岳で観測される低周波地震の特性