1977年有珠山噴火直後の地下水,温泉水および火山灰の地球化学的研究
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概要
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Emergent studies on some water and ash samples collected immediately after the August 7,1977 eruption of Usu volcano have been made by a joint group of geochemists. This paper reports a part of the results obtained for the samples collected in August and September. The items measured were temperature, pH, major and minor dissolved chemical components including radon, hydrogen and oxygen isotope ratios for ground water, thermal water around the Usu volcano and fumarolic condensates of the Showashinzan, the adjacent newer volcano to the Usu, chemical and mineral composition of ash including its soluble components. Through a short period of observation, we could not find any significant change in chemical and isotopic compositions of a variety of waters after the eruption. However, a rough idea of hydrothermal and hydrological situation around the Usu volcano has been obtained. In this comection, we set standing stations for water sampling and the observation through these stations has been still continued. Ash fall contained montmorillonite and chlorite. This fact indicates that clay minerals formed beneath the crater during the dormant period was expelled together with pumice originated from the fresh magma pertinent to this eruption. When the chemical composition of the water-soluble components of the ash is also taken into consideration, temperature of the coexisting gas phase with ash is suggested to be fairly high.
- 1977-12-15
著者
-
荒牧 重雄
東京大学地震研究所
-
藤井 直之
神戸大学理学部
-
平林 順一
東京工業大学火山流体研究センター
-
佐藤 和郎
東京大学地震研究所
-
松尾 禎士
東工大理
-
日下部 実
岡山大学地球物質科学研究センター
-
松尾 禎士
東京工業大学理学部化学教室
-
小坂 丈予
東京工業大学地質鉱物学教室
-
小沢 竹二郎
埼玉大学工学部環境化学工学科
-
野津 憲治
東大・理学部
-
平林 順一
東京工業大学 火山流体研究センター
-
小沢 竹二郎
埼玉大学工学部
-
牛木 久雄
東工大・理
-
安孫子 勤
室蘭工大
-
林 保
上智大・理工
-
安孫子 勤
室蘭工業大学
-
佐藤 純
明治大学工学部
-
小坂 丈予
東京工業大学
-
日下部 実
東京工業大学理学部
-
千葉 仁
東京工業大学理学部
-
牛木 久雄
東京工業大学理学部
-
野津 憲治
勤筑波大学化学系
-
林 保
上智大学理工学部
-
小沢 竹二郎
東京工業大学分析化学教室
-
松尾 禎士
電気通信大学
-
千葉 仁
Institute for Study of the Earth's Interior, Okayama University
-
松尾 禎士
東京工業大学理学部
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