1画素マッチングによる誤差平面を利用した動き推定(<論文小特集>マルチメディア時代の画像処理)

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概要

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本論文では, 新しい動き推定の枠組として, 1画素マッチングに基づく動き推定手法を提案する.本手法では, 画素単位でマッチングを行い, 画素ごとに保持した誤差平面に対してオペレータを作用させ, 評価関数を構成し, 動きベクトルを求める.本手法においては, 様々な動きモデルやオペレータの利用が可能であり, 画像の局所的な性質に適した精度の高い動き推定が可能になる.なお, 通常のブロックマッチング法も本手法の特殊なケースとみなすことができる.本論文では, 動き場の不連続性に対処するためにオペレータとして非線形加重和および多数決演算を用いる手法を提案し, 実験により動き境界での推定精度の向上を確認した.また, 線形変換に対処するために, アフィン動きモデルの仮定の下でオペレータとしてHough変換を用いる手法を提案し, 効率的なアフィンパラメータの導出を論じている.
社団法人映像情報メディア学会の論文
1995-03-20

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