ステレオカメラを用いた異なる焦点画像からの鮮鋭画像の取得
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概要
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本稿では、焦点合わせの異なる複数の画像から、鮮鋭な全焦点画像を取得するシステムの検討をする。鮮鋭な全焦点画像の取得手法については、既に[1,2]でほぼ理想的な結果が得られているが、これらの手法では動画像の撮像のためには、2台のカメラの光軸が一致するようにカメラの光学系を工夫する必要がある。そこで、本稿では動画像の扱いを容易にするため、ステレオカメラを用いることを検討する。すなわち、横に2つ並べたカメラをそれぞれ遠景と近景に合焦させ、焦点合わせの異なる画像を同時に撮影する。カメラを横に並べると、得られる2つの画像において対象物の位置がずれるが、そのずれの大きさはカメラと対象物の間の距離に依存するので、そのずれの度合から合焦領域を推定することができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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相澤 清晴
東京大学 工学部電気工学科
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羽鳥 光俊
東京大学 工学部電気工学科
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相澤 清晴
東京大学 大学院 情報学環
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諏訪 啓
三菱電機株式会社
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諏訪 啓
東京大学 工学部
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児玉 和也
東京大学 工学部
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