注入口熱分解ガスクロマトグラフィーによる化粧品中の塩化アルキルトリメチルアンモニウムの定量
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概要
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A simple method for the determination of C_<12>, C_<14>, C_<16>, C_<18>, C_<20>, C_<22> and C_<24> alkyltrimethylammonium chlorides in cosmetics by injection port pyrolysis gas chromatography (GC) was investigated. The conditions of GC were as follows : glassinsert, loaded some of quartz wool ; injection port temperature, 320℃ ; column : DB-1 (0.53 mm i.d. × 15 m) ; column temperature, 100→300℃ (5℃/min) ; detector, FID. The alkyltrimethylammonium chlorides injected into the gas chromatograph were thermally decomposed to the corresponding alkyldimethylamines as major peaks and alkyl chlorides as minor peaks. The decomposition products were identified by chemical ionization (isobutane) mass spectrometry (MS) on a GC-MS and characterized with the quasi-molecular ions, (M+1)^+ for alkyldimethylamines and (M-1)^+ for alkyl chlorides, respectively. The calibration curves obtained by plotting the peak area of the alkyldimethylamines were linear at levels ranging from 100 to 800 μg/ml of C_<12>-C_<24> alkyltrimethylammonium chlorides. The detection limit was 30 μg/ml in sample solution. The average recoveries of C_<12>-C_<24> alkyltrimethylammonium chlorides added to hair rinse at levels of 0.5 and 1.0% in five experiments were 99.6-103.4% and the coefficients of variation were 1.2-2.5%. This method is useful for the simultaneous determination of C_<12>-C_<24> alkyltrimethylammonium chlorides and suitable for the routine analysis of cosmetics.
- 公益社団法人日本薬学会の論文
- 1994-04-30
著者
-
伊藤 弘一
東京都立衛生研究所
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鈴木 助治
東京都立衛生研究所
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伊藤 弘一
東京都健康安全研究センター 医薬品部微量分析研究科
-
伊藤 弘一
東京都健康安全研セ
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伊藤 弘一
東京都立衛生研究所 理化学部
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鈴木 助冶
東京都立衛生研究所
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中村 弘
東京都立衛生研究所
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雨宮 敬
東京都立衛生研究所
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