セルレイアウトの歩留まり最適化のためのタイミング制約下におけるデコンパクション手法(VLSIの設計/検証/テスト及び一般(デザインガイア))
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では歩留まり最適化のためのセルレイアウトのデコンパクション手法を提案する.歩留まりを考慮した論理合成やフィジカル合成などにおいては歩留まりを最適化したセルライブラリが必要不可欠であり, 提案手法では元々のセルレイアウトをデコンパクションすることでレイアウトの歩留まりを自動的に最適化する.本手法では, 与えられたタイミング制約の下でセルレイアウトのデコンパクションを行う.タイミング制約の記述には, 与えられる元々のレイアウトの遅延時間からの, デコンパクションによる遅延の増分を近似計算するモデルを提案し, それを用いる.実験結果から遅延時間の近似が十分な精度を実現していることが示され, またセルの性能と歩留まりのトレードオフカーブが得られることが示された.このようなトレードオフカーブから必要な性能のレイアウトを選び出し, 歩留まりを最適化したライブラリとして追加しておくことで, 歩留まりを考慮した最適化手法に必要不可欠なライブラリの構築を行うことができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-11-30
著者
-
池田 誠
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター
-
浅田 邦博
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター
-
浅田 邦博
東京大学 大学院 工学系研究科
-
飯塚 哲也
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター(VDEC)
-
浅田 邦博
東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻
-
浅田 邦博
東京大学大規模集積システム設計教育研究センター(vdec):東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻
-
浅田 邦博
東京大学大学院工学系研究科
-
池田 誠
東京大学大学院工学系研究科
-
飯塚 哲也
東京大学大学院工学系研究科:東京大学大規模集積システム設計教育研究センター
関連論文
- 高速三次元形状取得手法 : ISSCC2010高速イメージセンサー技術フォーラム報告(固体撮像技術)
- 行並列二分木探索回路による高速3次元距離計測イメージセンサ(固体撮像技術)
- C-12-72 適応型行並列走査三次元イメージセンサ(C-12.集積回路,一般セッション)
- システムLSIにおける電源線雑音の測定・低減手法(再構成可能デバイス/キャリブレーション,システムオンシリコン設計技術並びにこれを活用したVLSI)
- 微細CMOSの多層配線における光学特性の評価(携帯電話用カメラ,デジタルスチルカメラ,ビデオカメラ(ハイビジョン)とそのためのイメージセンサ,モジュール,特別企画「CCD誕生40周年記念講演-黎明期-」)
- D-11-67 実時間三次元画像取得システム実現のための高速なセンサ制御・データ転送 FPGA の設計と評価
- C-12-11 細粒度自己同期式パイプライン設計のためのダイナミック回路(C-12.集積回路,一般セッション)
- C-12-19 LSIの動作信頼性の向上に向けた実時間オンチップモニタリング機能の実装とその面積評価(C-12.集積回路,一般セッション)
- 高速三次元形状取得手法 : ISSCC2010高速イメージセンサー技術フォーラム報告
- 行並列二分木探索回路による高速3次元距離計測イメージセンサ