経済的理解力のための中等学校教材(第2報) : イギリスでの試み
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概要
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前稿に引き続き“Understanding Economics”の第2,第3モジュールを取り上げ,多様な教材のなかから“資源”を劇画で,また“費用・便益”を新聞切り抜きで取り扱う事例を検討した。劇画は情報編集の余地が大きく,教師の計画に適合するよう構成できるが,現実性が希薄になりやすい。新聞切り抜きは現実性の高い情報を比較的容易に入手できるが,情報が断片的になりやすく,教師の計画に必ずしも十分に適合しない恐れなしとしない。それぞれの方式のもつ特性を活用するには,教師の側で目標とする概念や,取り扱う素材との関連について綿密な検討と十分な準備が要請される。This paper continues to examine Understanding Economics,the concrete result of“Economics Education 14-16 Project”which aimed the extension of economics education in English upper secondary education.It contsists of wide variety of teaching materials to stimulate the pupils to learn from their own activities and experiences.These materials can help the teachers with and without experiences,Each material has its own characteristics,and to use the materials more effectively,the teachers must study these characteristics,and treat the materials carefully in teaching economics.
- 大阪教育大学の論文
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