ファイバグレーティングの温度補償パッケージ検討
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概要
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近年、通信需要の増大に伴い、既存の光伝送路を用いて伝送容量を一気に4〜16倍に上げることができる、高密度WDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送システムの開発が盛んに行われている。 ファイバグレーティングは、光ファイバ-コアの紫外光誘起屈折率変化を用いて、光ファイバ-コアにブラッグ回折格子を形成したものであり、非常に狭帯域な特性をもつ反射型フィルタとして機能する事が知られている。 このためその特徴を生かし、高密度WDM伝送システムの中で用いられる、合分波モジュールを構成するための一つのキーデバイスとして注目されている。 しかしながら、ファイバグレーティングのブラッグ波長(反射中心波長)は、温度依存性を持つ事が知られている。よってファイバグレーティングを、高密度WDMシステムに適用するためには、ブラッグ波長の温度依存性を補償する必要がある。 今回、このブラッグ波長の温度依存性を補償するための、パッケージ構造について検討を行ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
-
淀 重人
古河電気工業株式会社
-
鈴木 好久
古河電気工業株式会社
-
大田 育生
古河電気工業株式会社光技術研究所
-
渡辺 万記
古河電気工業株式会社光技術研究所
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淀 重人
古河電気工業
-
大田 育生
古河電気工業株式会社 光技術研究所
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大田 育生
古河電気工業
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渡辺 万記
古河電気工業株式会社 光技術研究所
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