SIB間の依存性を利用したSLP用テストデータ作成手法

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
論文[1]では、ソフトウェア部品(SIB)から構成されるINサービスソフトウェア(SLP)のテストを効率化するため、テストの網羅度基準(全パス、全分岐網羅等)を満たす経路を実行させるテストデータを半自動的に作成する基本原理を提案した。この原理では、試験者は経路自体を考慮せずに各SIB毎に入力データを作成し、計算機がそれらを組み合わせて所望の経路のテストデータを作成する。このようなテストデータは、実際に実行(以下、試行と呼ぶ)してみないと所望の経路を実行するか否かはわからない。つまり、基本原理のみでは、所望の経路が実行されるまで、入力データのあらゆる組み合わせを試行する必要があり、実行時間の観点で実装上の問題が生じる可能性が高い。そこで、本稿では、この基本原理を実装する際に有効な手法として、入力データの組み合わせから、最小限必要なテストデータのみを選定して試行し、テストデータを作成する手法を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク