通信ソフトウェア計量化の現状と課題
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概要
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通信ソフトウェアの計量化は、与えられた環境条件のもとでの経済的・効率的な品質向上を図る工学化の基本である。なぜなら、一般に、客観的な計量化なくしては、経済性・効率性や品質に関する改善策の具体的な立案とその改善に係わる適切な測定・分析・評価が不可能であり、明確な改善ができないからである。したがって、計量化の目的は、-通信ソフトフェア及び関連技術についての様々な特性に係わる共通の概念と標準的な尺度の確立、及び、それら特性の客観的な評価の実現と、-契約、開発保守計画、開発保守管理への応用のための見積り根拠の確立にある。通信ソフトウェアにおける計量化の対象としては、客観的な計量化が本質的に困難な「要求の品質」以外に、以下の3点が考えられる。-プロダクト(ソースコード、データ及び中間生成物)の品質-開発保守工程(プロセス)の品質と生産性-技術(ツール)の品質と生産性 本稿では、異常を前提として、通信ソフトウェア計量化の現状と今後の課題について論じる。特に、通信ソフトウェアの計量化を図るため、一般ソフトウェアの分野での技術成果を活用していくことを提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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