ストリームコードを用いたアクティブネットワーク上でのルーティングプロトコルの実装と評価

概要

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近年、インターネットにおける高機能化やユーザに対するQoS(Quality of Service)の差別化が重要な課題となっている。このためには、ルータやスイッチ等のネットワーク機器の振舞いをユーザがプラグラミングすることを可能とするアクティブネットワークが有望な技術の一つである。このため、筆者らはストリームコードと呼ぶアセンブリ言語をベースにしたアクティブネットワーク処理系を開発した。これに対して、開発したアクティブネットワークを用いて実用的なネットワークアプリケーションを実現可能であることを検証するため、筆者らは、ルーティングプロトコルの実装をストリームコードを用いて行った。実装したルーティングプロトコルは、OSPF (Open Shortest Path First)をベースとしており、実用的なスケーラビリティのプロトコルを実現した。本稿では、その具体的な実装手法と、その実装したプロトコルを実験的に評価した結果について述べる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-09-15